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2020年9月18日、天王洲に寺田倉庫の新たなアート複合施設、テラダ アート コンプレックス 2(TERRADA ART COMPLEX Ⅱ)が開業した。2021年春までに約10ギャラリーの入居を予定しており、隣接するテラダ アート コンプレックスの8つのギャラリーを合わせると、日本で最多のギャラリー数を誇る複合施設となる。
また、年内に開設を予定しているコレクターズミュージアム、ワット(WHAT)では、寺田倉庫がコレクターから預かり保管する現代アートを公開し、芸術文化発信施設として運営。現代アートシーンで活躍する作家の展示に加え、ミュージアムショップ、若手アーティストの作品を鑑賞、購入できるアートギャラリーカフェを併設予定だ。
ここではテラダ アート コンプレックス 2のオープンに際し、2020年9月18日から21日(月・祝)まで開催されるアートフェア、artTNZ produced by AFT with APCAのレポートとともに、施設に入居するギャラリーを紹介する。
国内最大数のアートコンプレックス
テラダ アート コンプレックス 2の2階には、現在コンテンポラリー トーキョー(Contemporary Tokyo)、トーキョー インターナショナル ギャラリー(Tokyo International Gallery)、ギャラリー ユージー テンノウズ(gallery UG Tennoz)が入居している。
オープンに際し、コンテンポラリー トーキョーではハワイ島ワイメア出身のアーティスト、マイケル・ホーの個展『Happiness is Submission to Godzilla』を開催。
コロナ禍を乗り越えアートフェアを開催
artTNZ produced by AFT with APCAでは、40軒以上の現代アートギャラリーが出展。入場申し込みはすでに終了しているが、公式ウェブサイトからはVR Art Scorpで会場の様子を見ることができる。
3月に予定していた日本最大級のアート見本市「アートフェア東京2020」の中止から6カ月後の開催となり、アートの観覧や購入を待ちわびていたファンも多いのではないだろうか。アートフェア終了後、3、4階のフロアはギャラリー入居のための準備期間に入るという。年内を予定するコレクターズミュージアムのオープンをはじめ、今後も天王洲から目が離せない。
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