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大麻草成分の中の天然物質「CBD(シー・ビー・ディー)」オイルを、好みや悩みに合わせてスムージーなどのドリンクにドロップできる実店舗CBD(coffee)が、2020年9月10日(木)に京王井の頭線、駒場東大前駅前にオープンする(現在、プレオープン中)。CBDオイルを入れたコーヒーやスムージー以外にも、CBDのベイプやグミ、オイルなどのCBD関連商品を販売。いわば日本初のCBD製品のセレクトショップだ。
ブランドマネージャ―が、次世代タバコ屋をイメージしてデザインした店舗は、つい足を止めてしまうおしゃれさ。『ナイキ』や『マクドナルド』などのアートを手がけている松本セイジによるロゴも目を引く。
そもそもCBDとは大麻草やヘンプの麻科の茎から抽出された天然成分。「大麻」というキーワードに敏感になる人もいると思うが、もちろん合法で依存性はない。エンドカンナビノイドシステム(ECS)という人間が本来持っている身体調整機能(ホメオスタシス)に作用し、CBDを含む医薬品も認可されている国もあり、また、自然療法にも利用されている。
店主の下村亨太は、「以前はお酒もたばこもたしなんでいましたが、子どもが産まれてなるべく体に悪いものはやめようと代替となるものを探していたところ、CBDに出会いました」とオープンの経緯を語る。2016年に麻布十番にオープンした、ミートボールショップが併設されたヘアサロンでもCBDを取り扱うようになり、「心と体の開放」をテーマに、CBD専門店を立ち上げた。
「CBDはまだ新しい市場。その魅力をご存じないお客さまもたくさんいます。そんなお客さまとの接点を作り、摂取の仕方をきちんとお伝えたいという思いもありました」
下村に効果を尋ねると「CBDはハイになるTHCという成分は一切含まれていませんが、リラックスできる成分は残っていて、どのくらい効果が出るかは人それぞれですが、五十肩が治ったという人もいれば、しばらく使用し続けて、ある時一気に効果があったという人もいます」と教えてくれた。
ドリンクのメニューは、『ブランドコーヒー』(400円)、『パイナップルジュース』(450円)のほか、『グリーンスムージー』(700円)なスムージー類も充実。バナナスムージーだけで6種のラインアップを誇る。注文の流れとしては、まずドリンクを選び、その後、ドロップするCBDの種類や濃度をセレクトする。オイルはブランドごとに個性が異なり、無味無臭のものもあれば、麻の味わいが感じられるものもあるという。分からなければ、スタッフに相談するといい。CBDをドロップせず、ドリンク単体で楽しむこともできる。
また、「第三者機関を通してTHCフリーであることが証明されている」「殺虫剤規制法がきちんと敷かれている土壌で栽培された」CBD製品のみを取り扱っている。
8月中旬からプレオープン中だが、「CBDを初めて使うという方はもちろん、すでに使用したことのある方がより詳しくCBDについて知りたいと来店されるケースもあります。CBDの正しい取り入れ方、その魅力を多くの人に知ってもらい、楽しみながら、ライフスタイルに取り入れてもらいたいです」と下村は力を込めた。
テキスト:長谷川あや
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