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大英博物館で日本のマンガ展を開催。葛飾北斎の原画までも公開

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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大英博物館が、2019年夏に開催予定の大規模な展覧会について発表した。日本以外で開催される過去最大のマンガ展『The Citi exhibition Manga』が、2019年5月23日(木)から開幕されるというニュースだ。今では数10億ドルの産業となった日本発のマンガ。その起源から、どのようにアニメやゲーム、コスプレの世界にまで広がったのかを紹介するものとなる。

展覧会では、マンガの原点とも言える、浮世絵師の葛飾北斎や河鍋暁斎らの表現までさかのぼる。そして手塚治虫や鳥山明、東村アキコらの原画が公開される。コスプレを楽しめるエリアや、自分を「マンガ化」できるビデオブースも設けられるようだ。さらに、東京で最古の現存するマンガ書店を再現する展示もあり、入場者は実際にそのスペースで読書をすることができる。

Kawanabe Kyōsai 'Shintomiza Kabuki Theatre Curtain' © Tsubouchi Memorial Theatre Museum, Waseda University

展示の目玉は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師で日本画家の河鍋暁斎が、1880年に描いた劇場の舞台幕だ。新富座歌舞伎劇場の緞帳(どんちょう)は17メートルの長さの布地に描かれた絵画で、怪物や野獣の情景で彩られている。河鍋はこの傑作を日本酒を数本飲んでから、数時間で完成させている。芸術の創作は、酒に酔ったとしても生産性が落ちるわけではないということを証明しているだろう。

マンガ展『The Citi exhibition Manga』は、大英博物館で2019年5月23日(木)〜8月26日(月)まで開催される。

詳細は公式サイトより確認してほしい。


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