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大物プロデューサーが予想、ロンドンの劇場再開は2021年以降

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Laura Richards
London's West End theatres
Photograph: Ben Rowe
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ロンドンの劇場街で再びミュージカルが見られるのは、来年以降になるかもしれない。『キャッツ』 『レ・ミゼラブル』 など超大作を手がけたミュージカルプロデューサーのキャメロン・マッキントッシュは、ソーシャルディスタンス措置のため、現実的には2021年初めまでロンドンの劇場へ観客を迎え入れることはできないだろうとの予測を示した。

マッキントッシュは、 BBC Radio 2でマイケル・ボールのインタビューに対して「ソーシャルディスタンスを取る必要がなくなってから、実際に俳優たちをステージに戻すには4、5カ月かかると思う。元には戻るが、それには時間が必要だ。数週間のうちにロックダウンの解除がなければ、再開が来年の初めまでずれ込むこともあるだろう」と述べた。

この発言は、ほかの業界キーマンの動きを受けたものだ。劇作家であるジェームズ・グラハム(代表作は『クイズ』)は、政府に対して規制の影響を受けている劇場の救済を求めている。ナショナル・シアターのルーファス・ノリスは、4月にガーディアン紙へ「イギリスの演劇業界は『リスクのプレミアリーグ』 のような状態だ」と悲観的な考えを伝えている。さらに、6月か7月まで劇場が再開されることを期待していると述べる一方、一部の小劇場が廃業するのは時間の問題だろうとの警告も示していた。

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