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合法化へ前進、イギリスで電動キックボードの利用実験開始

Samantha Willis
テキスト:
Samantha Willis
Global Head of Social
Electric scooters will be legal to rent from Saturday to help social distancing
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ロンドンを歩いていて、電動キックボードに乗った人に、ビュンっと追い抜かれたことがあるかもしれない。店舗やオンラインで気軽に購入できるとはいえ、現在のイギリスの法律では、電動キックボードで道路や歩道で乗るのは違法だというのは意外と知られていない。

しかし、政府が劇的なUターンを行い、2020年7月4日(土)からレンタル電動キックボードの利用をイギリス全土で解禁することになった。この措置は、バスや地下鉄に代わる、社会的距離を確保した移動手段を奨励する計画の一環として講じられる。

当初は12カ月間のトライアル期間とされ、レンタルされた電動キックボードのみ利用が許可される。全ての利用者には保険に入っていること、車、原付きを含むバイクの免許、もしくは仮免許を持っていることが求められる。時速は15.5メートルに制限され、歩道での走行は禁止。(常にだが)ヘルメットは着用するべきだろう。引き続き、個人所有の電動キックボードで公道を走ることは違法だ。

2018年のロンドンのオリンピックパークで電動キックボードのトライアルを行ったバード(Bird)が、レンタルサービスを提供するサプライヤーの一つになる。ほかにも、ヴォイ(Voi)やスピン(Spin)などの会社も、イギリスの各都市でサービス開始の準備中だ。全土で約50の自治体がトライアルに参加しようとしていると報じられているが、ロンドン市の動向についてはまだ分かっていない。

ロックダウンに入る前の2020年2月、タイムアウトロンドンでは、2020年に期待できることの一つとして電動キックボードを取り上げ、タイムズ紙も環境に優しい交通手段を奨励するために、道路や自転車道で電動キックボードを試験的に利用可能にするという政府の意気込みを報じていた。

ミュンヘンやストックホルムなどのヨーロッパの都市では、すでに電動キックボードの利用を歓迎している。しかし、残念ながら、死傷者が出ていないわけではない。事故は主に利用者がバーから家に帰る時に起きているという。気をつける必要がある。

トライアルが成功すれば、電動キックボード利用はすぐに大きく拡大するだろう。

原文はこちら

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