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新型コロナウイルスの影響で、私たちはジェットコースターのように目まぐるしい日々を送っている。常にマスクを着用してソーシャルディスタンスを保ち、心の中では悲鳴をあげながらも、急速に「新しい日常」に順応しているのが現状だ。
東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパン、そして全国の遊園地は、『遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』に沿った対策を強化し、徐々に再開している。ガイドラインには、「ジェットコースターで叫び声をあげてはいけない」というルールが含まれているが、富士急ハイランドの絶叫アトラクションに乗るほとんどの人々にとって、このルールに従うことは不可能であろう。興奮状態であっても叫ばずに乗っているジェットコースターは楽しめるだろうか。そこで熊本にある遊園地グリーンランドは『絶叫マスクシール』を製作した。
叫び声をあげる代わりに、このマスクシールは恐怖や興奮をアピールできる。『アメコミ風絶叫』から『いい歯絶叫』までの五つのクリエーティブな表現から選んで、空を飛び回りながら感情を伝えてみてはどうだろう。
グリーンランドはマスクを実演するために、彼らの叫び声なしでジェットコースターを生き残ることができるかどうか、園内スタッフで試した。この従業員は悲鳴をあげることなく乗車を無事に完了したが、終始恐怖を感じている様子が顔から伝わる。
ジェットコースターの心臓に突き刺さるような突進感が好きな人もいれば、その感覚をひたすら怖がる人もいる。この動画に出てくる男性スタッフは拷問されているようでかわいそうに思えるが、彼の笑顔のマスクは違うことを物語っており、ジェットコースターを楽しんで乗っているようにも見える。
乗車中にアドレナリンを十分に放出することはできないかもしれないが、自分自身や他の人の安全を確保しているという安心感がある。『絶叫マスクシール』はジェットコースターのためだけでなく、自分の気持ちを知ってもらいたいときにも欲しくなってしまいそうだ。
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