[title]
日本全国で新型コロナウイルスの感染が再び広がっている中、これからシーズンを迎える大規模なイベントは次々と開催が取り止めとなり、2021年1月に開催される予定だった『さっぽろ雪まつり』も中止を発表した。
北海道は毎年冬になると、パウダースノーのゲレンデを目当てに多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れるが、札幌市の恒例イベント『さっぽろ雪まつり』も欠かせない。
アイススケートから雪合戦まで、「冬のワンダーランド」で期待できるあらゆるアクティビティが開催される同イベント。ハイライトは、世界各国からチームが集まって雪像制作を競い合い、参加者同士や見学者との交流や友好が繰り広げられる『国際雪像コンクール』だ。雪像といっても、ただのイグルー(かまくら)やスノーエンジェルではない。真っ白なコロッセオのように雪のレンガをぎっしりと敷き詰めて作られた雪像や、丹念に模様が彫り込まれたドラゴンなど、その壮大なスケールと迫力に圧倒される作品がそろう。
2021年は『オンラインさっぽろ雪まつり』として、これまでの雪まつりをはじめとした札幌の冬の魅力を紹介する動画の発信や、「雪」をテーマとした写真コンテストの実施、公式ウェブサイトで「札幌ならでは」の物販販売などを行う予定だ。
中止のニュースはとても残念だが、2022年の開催に向けてコンクール参加者が、モチベーションをさらに高めてくれることを祈る。
関連記事
『現代アートを身近に、寺田倉庫がコレクターズミュージアムを開設』