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今秋はサウナフェスが各地で開催。天然水風呂、グルメ…新たな醍醐味

テキスト:
Kunihiro Miki
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夏から秋への変わり目は、年末までのイベント情報が一気に解禁するタイミングでもあり、タイムアウト東京の編集部にも多くの情報が舞い込んでくる。その中で例年は見かけないワードを今年は頻繁に目にした。「サウナフェスティバル」だ。「サウナの秋」と宣言せんばかりに、今年の10、11月は各地でサウナフェス(=山中や川沿いにテント式サウナやサウナトラックを持ち込み、ゆっくりとサウナや食事、キャンプを楽しむ野外イベント)が開催される。

2017年に初開催し2度目の開催となる『Sauna Camp Festival』(すでにソールドアウト)は、山梨県の玉川キャンプ村で行われ、川沿いに計8つのテントが建てられる。日本で最初のサウナフェスである長野の『日本サウナ祭り』と同じく、商業イベントではなくあくまで愛好者が集まるDIYイベントを方針としている。

 埼玉県比企郡ときがわ町の都幾川沿いで初開催される『モバイルサウナフェス』は、7種の移動式サウナを川辺に設置する。テントサウナ内でのヨガワークショップやトークライブ、「サウナ皇帝」によるロウリュなど、様々な企画も用意されている。現在クラウドファンディングで支援を募っており、4,500円でイベントへの招待権がもらえる。

東北でも新たな動きがある。宮城県丸森町に完全予約制のプライベートサウナMARUMORI-SAUNAがオープンするのをきっかけに、丸森町不動尊キャンプ場で『TOHOKU SAUNA FES』が開催される。

ここに挙げたような野外のサウナフェスティバルには、サウナ上がりに自然の川に飛び込めることや大自然のなかでクールダウンできること、こだわったフードが用意されていることなど、普通のサウナにはない魅力がある。秋の新定番イベントとなりそうな予感だ。

川沿いではないが世田谷区弦巻ではこんな祭りもある


近年のブームによって、企業イベントやファッション雑誌でサウナが取り上げられることが増えるなど、かつての「苦しい」「中年男性が行くところ」「昭和っぽい」といったサウナのパブリックイメージは変化してきている。そうした状況といわゆるフェスカルチャーとの出会いとも見ることができる「サウナフェス」。ぜひ一度飛び込んでみたい。

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