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今年も日本が最多受賞「アジアのベストレストラン50」が発表

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
Photo: Christopher Jue
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世界中のレストランを対象に、1000人以上の美食評論家やシェフが協議と投票を行い、年間のベストリストを発表するアワード「World’s 50 Best Restaurants」が、アジアを対象にした「Asia's 50 Best Restaurants 2020」のランキングがこのほど発表した。

東京からは50店中、10店がランクイン。トップ10にも3店が選ばれ、今年も同アワードで最多入賞した都市となった。 本来、今回の授賞式は初めて日本で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの流行を受け中止。授賞式は2020年3月24日にオンラインでライブ配信で行われた。

トップ10に入った東京のレストランは、懐石料理の傅(でん)(3位)、劇場のような内装、フレンチと和食を融合させた革新的な料理で人々の心をつかむフロリレージュ(7位)、「イノベーティブ フュージョン」料理を提供するレストランナリサワ(9位)だ。

フロリレージュ

フロリレージュ

今回、新しくランクインしたのは、 イヌア(49位)と オード(35位)。イヌアのヘッドシェフ、トーマス・フレベルはレストランのノーマ(Noma)で10年の経験を積んだ人物で、モダンな北欧風のアプローチで日本の食材を使い季節に合わせた料理を提供している。

2人の日本人シェフが部門賞を受賞。京都の菊乃井の村田吉弘氏は、伝統的な日本料理の保存および推進に努めた功績で「アメリカン・エキスプレス・アイコン賞」を受賞した。村田は日本料理がユネスコの文化遺産に登録されるよう尽力してきた人物であり、京都の日本料理アカデミーの設立者でもある。

大阪のラ シーム(La Cime)の高田裕介は、日本の食材と伝統的なフレンチの料理法を融合させる卓越した技術で「イネディット・ダム社 シェフズ・チョイス賞」を受賞した。

高田裕介

高田裕介

東京の受賞店

傅(3位)、 フロリレージュ(7位)、 ナリサワ(9位) 、イル・リストランテ ルカ・ファンティン(17位) 、日本料理 龍吟(24位) 茶禅華(29位)、オード(35位)、鮨 さいとう(46位)、レフェルヴェソンス(48位)、イヌア(49位)。 東京以外では、大阪のラ シームが9位に入り、福岡の和風フレンチレストランのラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴウが40位にランクインした。

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