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東京と同じように、ニューヨークでも美術館や博物館が臨時休館している。しかし、いくつかの施設には、まだ訪れることができる。そう「バーチャル」で。実は以前から、メトロポリタン美術館やMoMAといったニューヨークの著名な美術館や博物館はGoogle Arts & Cultureと提携し、所蔵作品のオンライン公開やストリートビューを使ったバーチャルツアーを行っている。このサービスを使うべきは、まさに今なのだ。
Netflixに飽きたら、少しバーチャルなアート散歩を楽しんでみるのはどうだろう。ここではツアーを取り組んでいるニューヨークの美術館と博物館を紹介する。
メトロポリタン美術館
メトロポリタン美術館では、約5000年の美術史を網羅する約20万点を超える収蔵品全てをオンラインで公開している。オンラインだけの企画展も展開。本館と分館であるブロイヤーのいくつかのギャラリーはストリートビューで歩くこともできる。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)
ゴッホの『星月夜』やルソーの『眠るジプシー女』など、MoMAが収蔵する傑作のうち129点をオンラインで見ることができる。ダダイスムの先駆者の一人、ゾフィー・トイバー=アルプをフィーチャーしたオンライン企画展も楽しめる。
グッゲンハイム美術館
フランク・ロイド・ライトが設計したグッゲンハイム美術館の有名なあの螺旋回廊をストリートビューで下りながら、作品を見ることができる。さらに、印象派と初期近代美術に関してはグッゲンハイムでも最も重要な作品が集まっているタンハウザー・コレクションの展示も、ストリートビューで巡ることができる。
ホイットニー美術館
ホイットニー美術館では、主に所蔵する20世紀の作品から約60点をオンラインで公開。特に、エドワード・ホッパーやジョセフ・ステラの作品が充実している。
フリック・コレクション
オンラインで公開されている約200点の多くを占めるのが、フェルメール、レンブラント、エル・グレコなどオールド・マスターと呼ばれる画家の作品。フリック・コレクションのエレガントな展示室がストリートビューで見られるのもうれしい。
クロイスターズ美術館
中世をテーマにメトロポリタン美術館の分館。フランスの修道院の建築様式を模した壮大な建物へ実際に訪れているかのような気分を、ストリートビューで味わえる。
アメリカ自然史博物館
バーチャルツアーで、シロナガスクジラの下を歩いたり、巨大な恐竜の骨格を眺めよう。また、収蔵品からは、約2100点がオンライン公開されている。