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京都の禅寺が、オンラインで座禅を指導

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
Associate Editor, Time Out Tokyo
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自粛生活は大きな変化と被害を及ぼしているが、特に先の見えない現状に不安やストレスを抱えている人は多い。宮本武蔵が修行したことでも知られる京都にある禅寺、退蔵院はストレスを解消したい人のために自宅でもできる座禅法を紹介している。住職の松山大耕副がナレーションを担当し、動画には英語字幕も付く。

座禅は禅の基本的な修行法で、「今ここにいる自分に意識を向けて集中することで、現状の本質を見抜く」という仏教の教えのもと実践される。このビデオでは、座禅を始めるための簡単なテクニックを紹介。座禅の組み方や姿勢、呼吸の仕方など基本的なことを分かりやすく説明している。

入門レッスンのほかにも、滝に沿って植えられた桜の木や静かな石庭に植えられた桜の花びらの様子など、座禅を組むのにぴったりなリラクゼーション動画も提供。500年の歴史を持つ境内の庭園は洗礼されており、眺めているだけで心が落ち着いてくる。各動画では約10分間の瞑想(めいそう)セッションが可能だが、ループ設定にすれば時間を気にせず瞑想することができる。また、ノイズキャンセリングヘッドフォンを使用することで、実際にそこに連れて行かれたような気分を体験できるだろう。

退蔵院は通常、抹茶体験や美しい枯山水庭園などを見学できるツアー、書道、座禅教室などを開いているが、残念ながら現在は運営を中止している。実際京都を訪れるまでは、これらの動画で禅仏教を学びながらその魅力を体験しておこう。

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