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2020年版『Asia’s 50 Best Bars』でアジア9位に選出された世界でも指折りのバー、エスジー クラブ(The SG Club)。同バーが「まだ自由に海外旅行ができない今、食を通じて旅の気分を味わってほしい」というコンセプトのもと、6月からスタートさせたカクテルペアリングコース『SG Airways』は、提供されるカクテルやフードのクオリティーの高さはもちろん、随所に散りばめられたアイデアや遊び心という点でもスタート時から大好評を得ている。
満席が続く話題のペアリングコースだが、秋からはまた一味違った楽しみ方ができそうだ。ヨーロッパから南米まで、いくつかの街(ファーストクラスは11都市、ビジネスクラスは8都市)をテーマにしたカクテルとフードのペアリングを、バーテンダー、後閑信吾のナビゲートのもと楽しめるという点は同じだが、毎月異なるトップシェフとコラボレーションし、コースの2品をゲストシェフが監修するというのだ。9月は南青山にあるミニャルディーズ(ひとつまみサイズの菓子)専門店、アングラン(UN GRAIN)の昆布智成(こんぶ・ともなり)がゲストパティシエとして加わり、特製デザートを手がける。
これまでと同様に、後閑が生み出すカクテルにはエスジーグループが監修する焼酎ブランド『The SG Shochu』が使われ、フードはニューヨークの名店、SakaMaiで料理⻑を務めてきたシェフの古河厚志が担当。過去に筆者が体験した際にも、ストーリー性のある展開に、音楽などを使ったアイディア満載の演出、そして驚きの連続のフードに、新しい体験が詰まった数々のカクテルと、大興奮の約2時間を過ごしたが、昆布が加わる9月は、さらにパワーアップしたコースを楽しめることだろう。また、10月はシンプルかつ豪快なグリル料理を楽しめる青山のザ バーン(The Burn)の総料理長、米澤文雄が参加することが決定している。
国が変わるごとに、後閑がちょっとした豆知識も含めながら料理やカクテルの解説をしてくれることもあってか、本当に各国を旅しているかのような気分に浸れる同ペアリングコース。この秋からはどのような旅をさせてくれるのか楽しみだ。
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