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現在ロンドンで2020年9月の1カ月間にわたって開催されている、『ロンドン・ミューラル・フェスティバル(London Mural Festival)』という壁画イベントに注目してみると、この街を新しい感覚で見られるかもしれない。ロンドンの壁が今、世界で人気のストリートアーティストたちによって、「アート」へと変わっているのだ。
今年が初開催となるこのフェスティバルには、150組のアーティストが参加。40以上の大型作品をはじめとする芸術的表現に触れることができる。かなり前から準備が進められてきたこのイベント。主催者たちは、新型コロナウイルスの危機にあっても開催することが重要だと感じていた。
フェスティバルを運営するグローバル・ストリートアートの共同創設者であり最高経営責任者(CEO)であるリー・ボフキンは、「今年は誰にとっても大変な年でしたが、人々の顔に笑顔をもたらし、ストリートを明るくすることができればと思っています」と語っている。
ロンドンの各所に登場している壁画を見てみよう。
ロンドン東部のカルチャーハブ、リッチ・ミックス(Rich Mix)
描いたのは、ロンドンを拠点に活動するこのフランス人アーティストであるカミーユ・ワララ(Camille Walala)。
超人気スポット、ブリック・レーン・ベーグル・ベイクの一軒先
ルーク・スマイル(Luke Smile)の『Happy Go Lucky』 。
ショーディッチのチャンス・ストリート
ここで観れるのはマッドシー(Mad C)のカラフルな作品だ。
パディントンに浮かぶ電動の艀(はしけ)
カラフルなのは壁だけではない。カトリーナ・アダムズの作品も見逃せない。
カナリア・ワーフへ向かう途中
ウェンブリーパークの壁画
今年の新しいストリートアートの多くは、「あの件」についてのメッセージを含めているものが多い。プレフ(Pref)による作品。
レイトン
ベン・アインとレイチェル・ジェイの作品は、「これまでより力強く一緒に」と訴えている
「14世紀のペルシャの詩人ハフェズからのテキスト」 と題されたこの心に響くホルボーンのメッセージは、セブ・レスターによるもの。
これらの作品はさわりにすぎない。ロンドンに出現した多くの壁画については、このフェスティバルのInstgramでチェックしよう。
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