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ロンドンのピカデリーサーカスでは、資本主義と消費主義の絶え間ない光が常に放たれていることで世界的にも有名だ。途切れることのない光が、文字通り集中砲火されている。
しかし、「Circa」という新しいアートプラットフォームが、巨大なBootsの上に設置されているヨーロッパ最大のスクリーンの広告枠を月ごとに違うアーティストへ提供することになり、目を休めることができそうだ。もちろん、スクリーンの広告がアートに切り替わるのは、一日2分間だけ(20時20分から22分まで)だが、それでも2020年的に、楽しめることは楽しもう。
Circaはすでに国際的なアート界のスーパースター、アイ・ウェイウェイと一緒に、プロジェクトをスタート。彼の映像作品は2020年10月1日から1カ月間、ピカデリーの光を(一瞬だが)ジャックしている。しかしこの上映が残り数日となる10月末までの間、2分間ではなく1時間になるというニュースが飛び込んできた。今回流される1時間バージョンのアイ・ウェイウェイ作品は、このスクリーンで上映コンテンツとしては史上最長となるというおまけ付きだ。
主催者はロンドン中心部の混雑を避けるため、まだ上映の日時を明らかにしていない。ウェブサイトではピカデリーサーカスのスクリーンと同じタイミングでのコンテンツ上映を楽しむことができ、これまでの上映作品のアーカイブも閲覧可能だ。
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