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ニューヨークで暮らす人々は、いつもの生活を再現するために活動拠点を屋根の上へ移したようだ。ロックダウンが続くニューヨークの街頭はガラガラだが、多くの住民がソーシャルディスタンシングを保ちながらも、自宅の屋根や屋上に登ったりすることで、未だかつてない団結感を結び合っている。ニューヨーカー達は自分たちの街の「屋根」を最大限に活用して、この危機を乗り越えていると言っても過言ではないだろう。
写真家として活躍するニューヨーク市民、ジェレミー・コーエンが電話番号を付けたドローンを近所の屋根に飛ばしたビデオが話題になっている。この動画では彼が隣に住むトーリさんと結ばれるまでの、「遠距離」デートのステップを記録しており、現在もTikTokとインスタグラムで公開記録中だ。また、彼はこのロマンチックな努力を記録しただけでなく、隣人たちが、屋根に登りそれぞれの時間を過ごす様子も撮影。撮影された写真の一コマ一コマは、ニューヨークで暮らす人々の小さな物語のように感じられる。屋上にアクセスできる、という人には、ロックダウンをクリエイティブに過ごすインスピレーションになるはずだ。
ビデオの中ではニューヨーカーたちが、それぞれの屋根の上で自由に過ごす様子を見ることができる。犬と遊ぶ人、日光浴をしたり自撮りをしたりする人、絵を描いたりブレイクダンスをしたり、凧揚げをしたり、ピクニックをしたり、ギターを弾いたり......。中には「1人テニス」を成功させた人もいるので、ぜひ注目して欲しい。
ジョシュ・ キャッツさんも、ロックダウン中のニューヨーカーたちの単調な生活風景を、写真に収めている。夕焼けを眺める人や屋上でのタバコ休憩、グラスワインやスローダンスを楽しむ人などの様子が写し出されている。
そのほかにも、バレエダンサーのRobbie Fairchildさんと、振付師のChris Jaroszがロックダウン中のダンスの様子を屋上で撮影。
このように、ニューヨークに住む人たちが、自分たちの様々な「屋上ライフ」を動画で投稿している。
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