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ラビリンスが2020年の開催中止を発表

テキスト:
Hanako Suga
Best Music Festivals in the World: Labyrinth
 
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今年20周年を迎える音楽フェスティバルの『ラビリンス(The Labyrinth)』が、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ2020年の開催中止を発表した。フェスティバルを運営するMindgamesのステートメントによると、アーティストのブッキングとタイムテーブルは既に完成していたという。

残念ながら今年のThe Labyrinthに関しては開催中止と判断しました。しかし、このシーンの復活において野外音楽イベントは大きな役割の一端を担うことは明白です。気心の知れた友人と直接会い、同じ空間で音楽を聴くことは、このコミュニティにいる皆さんにとって、人生を前向きに送るべく、最も大切なことのひとつではないでしょうか?また音楽家たちへの活動場所の提供、音楽イベント設営に関わる方々への機会創出の観点でも、Mindgamesとして何かできることがないかどうかは、只今検討しております。(ステートメントの一部から抜粋)

ラビリンスは昨年から、場所を苗場から群馬県の宝台樹へ移して開催。2019年は台風の影響を直に受け初日がキャンセルとなったものの、それでも国内外から多くのファンが集まり大盛況に終わった。

Mindgamesはかねてから、今回の新型コロナウイルスについて「日本のクラブシーンへの嘆願文」というタイトルの声明文を発表し、クラブ経営者へ向けて店舗の休業を訴えるなど早期の対応を求めると同時に、日本政府の対応も不十分であることを指摘していた。

今回のステートメントには、医療従事者へ感謝の気持ちを述べるとともに「油断することなく、また過度に恐れすぎることなく、リスクに対処しながら最適なバランスを模索するべきだ」という考えをつづっている。

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