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レストランなどでのソーシャルディスタンシングが心配される中、ロボットを使った接客に注目が集まっている。モスバーガーで働く「オリヒメ」はレジの後ろで丁寧に注文を受けてくれる、ミニロボットだ。
このプロジェクトに携わったのは、分身ロボットの開発を行うオリィ研究所。オリヒメのボディーにはカメラ、マイク、スピーカーが内蔵されており、遠隔操作で人の代わりに動くよう設計されている。物理的に身動きが取れず結婚式などのイベントや授業、仕事などへの参加が不可能なとき、このオリヒメを使用すればバーチャル参加が可能になる。
オリヒメは2020年7月27日から1カ月間、モスバーガー大崎店で店舗スタッフとして活躍中だ。モスバーガーのユニフォームに身を包んだオリヒメから注文が受けられるのは、平日の14時から18時まで。ロボットの遠隔操作にあたるのは、関西に拠点を置く障がい者スタッフ二人だ。
オリィ研究所はこれまでも、障がい者がロボットを使って接客する、分身ロボットカフェなどの運営を企画してきた。社会的ハンディキャップにより外出困難な人たちの分身として、こういったミニロボットたちが活躍してくれることに期待したい。
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