[title]
パンクのパイオニアであり、重要な詩人でもあるパティ・スミスが、ロンドンのピカデリーサーカスにある巨大スクリーンで展開されているアートプロジェクトの月間アーティストとして選ばれた。すでに2021年1月1日から、毎日20時21分(年号を表している)に詩を読み上げたり、歌を披露するスミスの映像作品がスクリーンに流されている。1月3日には、環境活動家でデスメタル界のヒロインであるグレタ・トゥーンベリの誕生日を『The Cup』という詩で祝福した。
スミスが参加しているのは、2020年にスタートした『Circa』というプロジェクト(昨年の上映は20時20分からだった)。ピカデリーサーカスに絶え間なく流れる広告から、少しでも目を休められるように、芸術的、文化的な作品を上映することを目的としている。これまでに、アイ・ウェイウェイ、エディー・ピークが参加。ギャラリーに足を運ぶのが不可能に近い時代、ウイルスフリーで夢中になれるアートプラットフォームとして歓迎されている。
このプロジェクトではオンラインでも展開。ピカデリーサーカスの大スクリーン前に行くことが難しくても、ライブ配信(日本時間は午前5時21分から)で見ることができる。
関連記事
『パティ・スミス、ニューヨークの有権者たちに向けて路上で生歌を披露』
『ロンドンの巨大広告スクリーン、アイ・ウェイウェイ作品を1時間上映』