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ニューヨークの建築イベント、街歩き謎解きゲームを開催

市全域を探検して、大都市の知識を競う

Collier Sutter
テキスト:
Collier Sutter
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Photograph: Shutterstock
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過去10年間、毎年10月のニューヨークでは、建築とデザインを楽しむ1カ月間のフェスティバル『アーキトバー』が開催されてきた。2020年に開催予定だった祭りや大規模なイベントは、今までとは違ったものになっているが、ラッキーなことにこのイベントは開催される。今年も、歴史的建造物、名建築、さまざまなランドマークまで、ニューヨークで最も注目すべき建物を鑑賞することができるのだ。

『アーキトバー』に関連するイベントとして、数週間後、オープンハウス・ニューヨークとアーキトバーが主催する街なか謎解きゲームも開かれる。制限時間は36時間で、範囲はニューヨーク市にある5区の全て。初日、発見するべき場所を示した60以上のヒントがチームキャプテンへメールで送信され、謎解きが開始。チームで各ミステリーサイトを見つけ、到着したことを証明するマスコットやオブジェの写真を提出することでポイント加算となる。ブロンクスの郵便局からブルックリンのパブリックアートまで、この大都市を隅から隅まで探検しながら、ニューヨークの知識を試していくのだ。

この謎解きは、2020年10月17日(土)と18日(日)のオープンハウスニューヨークの期間に合わせて開催される。ミステリーサイト間の移動には、歩きや走りのほか、公共交通機関、自転車や車、タクシーの利用が可能。しかし、公平性を保つために、車を使わないチームには「グリーンエネルギーボーナス」が与えられる。参加する場合、タクシーを呼ぶかどうかはよく考えるべきだろう。

参加は1人またはチームで可能。参加チケットは1人から2人のチームが15ドル(約1,600円)、3人から6人のチームが25ドル(約2,600円)。事前の登録が必要。謎解き終了後、各チームのポイントは集計され、10月19日(月)に順位が発表される。

原文はこちら

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