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ニューヨークの街に新しいクルーが誕生した。彼らはマスクをしていないと近づいてくる。
2020年7月20日、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、黄色のTシャツを着た300人の従業員とボランティアで構成された「マスクフォース」を発足。当面の間、彼らは、地下鉄、バス、鉄道を巡回し、必要な乗客にニューヨーク州から提供された使い捨てのサージカルマスクを直接配布する活動を行う。マスクはもちろん無料だ。
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これは「リスペクト作戦(Operation Respect)」 と呼ばれ、乗客にマスク着用を求めるMTAの取り組みの一環だ。
MTAの会長兼CEOであるパット・J・フォイは、「マスクの着用は、ウイルスのまん延に対抗し、ニューヨークで感染者数を増加させないために全てのお客さまと従業員ができる唯一かつ最も重要なことであり、行政命令なのです。MTAの全てのお客さまは、この作戦に参加することができ、自身の健康と安全、そして周りの人々の健康と安全が重要であるというを明確にアピールをすることができます」と述べた。
人々の「リスペクト」を維持するために、ニューヨーク州は100万枚のマスクを寄付。これまで駅のブースで無料で配布していた分と合わせると、州が提供したマスクは300万枚にもなる。
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最近、街では正しいマスクの付け方やソーシャルディスタンスの取り方を示した、面白くて目を引く看板が設置されている。こうしたことも含めると、ニューヨークのバスや地下鉄でマスク着用しない言い訳をすることはなかなかできないだろう。
とにかくマスクを着用しよう、していなかったらマスクフォースが近づいてくる。
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