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美容オタクが喜ぶニュースを発表しよう。ニューヨークに社会におけるメイクの進化を体験できるメイクアップ ミュージアム(Makeup Museum)が誕生した。メイクをテーマにしたミュージアムのオープンは世界初となる。
開館を飾る展覧会は『ピンク・ジャングル』。1950年代のアメリカにおけるメイクを、当時活躍した美容起業家やレトロなアイテムを通して振り返る。展示されるのは、マリリン・モンローやグレタ・ガルボが使用していたというエルノ・ラズロが1959年ごろに発売したフェイシャルコスメなど。
また、アイライナー、ドライヤー、パウダー、口紅ケースなどのブランドパッケージの進化も紹介。エボニーやジェットといった黒人女性向けの雑誌の古いバックナンバー、美白化粧品など美白の理想をうたった問題のある広告も展示されている。
メイクアップミュージアムのエグゼクティブディレクターで、共同設立者のドリーン・ブロッホは「ニューヨークの文化的景観にとって重要な機関です。我々には探求したいこと、探求しなければならないことがたくさんあります。健康、経済、社会という三大危機の真っただ中にあっても、私たちは美、芸術、文化が人々にとって計り知れない重要性を持っていることを見てきました。私たちは、美に特化した世界最高の文化機関を正式にオープンできることをとてもうれしく思っています」と述べた。
この施設を訪れるとミュージアムアプリのダウンロードを求められる。アプリでは、ディスプレイやインタラクティブな要素を見たり、古代エジプトのファラオから現代のドラァグまで時代を超えたメイクの探求が可能だ。
メイクアップミュージアムでは時間制の入場、オンラインでのチケット販売、収容人数の削減、温度チェックとマスク着用の義務付けなどを導入。厳しい安全対策の対策のもと営業している。
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