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この木々に囲まれた居心地のいい小屋は、ニューヨークからわずか2時間で行けるニューヨーク州北部(アップステート)の町、エレンビルにある。たくさんの本とともに癒やしの時間を過ごしたい人には最高の場所だ。
ノルウェー語で「秘密の部屋」を意味する「ヘンメリ・ロム(Hemmelig Rom)」と呼ばれるここは、ノルウェー系イギリス人ビジュアルアーティスト、ジェイソン・コックスヴォルド(Jason Koxvold)の自宅の一部。本邸とは別棟で、森の中で落ち着ける憩いの場として、またゲストルームとしても使うことができる一部屋だけの図書室が欲しかったコックスヴォルドは、2014年にスタジオ・パドロ(Studio Padro)と共同でこの小屋を完成させた。これまでに、Dwell、Dezeen、Gestalten、Architonicなどのメディアで取り上げられている。
完成した小屋は、外から見るととてもミステリアス。外壁は黒く塗装されていて、特に雪風景との一体感が印象的だ。気候がいいときは、外にハンモックをつるすという楽しみもある。小屋に使われているのは、本邸の建設中に伐採された数本のカシの木。壁一面には、棚や収納がずらりと並んでいて、森がよく見え見晴らし窓と薪(まき)ストーブがある。
中は、まさしく本好きのパラダイス。コックスヴォルドによると、蔵書は美術書(彼はGnomic Bookという屋号でアート本を出版している)、軍事戦略書、さまざまな小説が混在。至る所にある本を取って、読書は暖炉の前で楽しむのがいいだろう。眠くなったら、すぐそこにふかふかのベッドがある。
小屋にはAirbnbを通して泊まることが可能。※現在は利用不可。
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