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ナリサワなどの一流レストランが協力、豪華レシピ本のダウンロードが可能に

無料でダウンロードできるレシピブック、「Come Together:The World’s Finest Chefs’」

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Jessica Thompson
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青山にあるミシュラン二つ星レストラン 、ナリサワ(Narisawa)のコースメニューを味わうことは多くの人の憧れだが、店の代表メニューを自宅で再現してみるのはどうだろうか。無料でダウンロードできるレシピブック、『Come Together:The World’s Finest Chefs’』は、受賞歴のあるフードライター、Flavel Monteiroが執筆、編集した料理本だ。新型コロナウイルスがレストラン業界に壊滅的な影響を及ぼしているのを目の当たりにしたMonteiroが、シェフや飲食業に関わる人だけでなく、自宅で孤立している人々を元気付けるためにと考案した。

Screenshot of the 'Come Together' e-book
Photo: Screenshot of the 'Come Together' e-book

結果、6大陸31カ国から84人のシェフがレシピを提供。料理の数は100種類以上で、合計50個以上のミシュランスターが集結したことになる。本のページ数は340ページに及び、写真も美しい。料理をする予定がなくても一度目を通してみる価値はあるだろう。

「私の周りでも、たくさんの人がこの目に見えない敵から逃れるため自宅に閉じこもっています。そして外食産業で働く多くの仲間たちが苦しんでいます。今、私たち全員が力を合わせ、またどのように団結していくのかその方法を見つけたいと思いました」とMonteiroは序文で述べている。

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"Temari" Tiger Prawn #temari #Narisawa

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110、111ページ目にはナリサワのオーナーシェフ、成澤由浩の『手毬』のレシピが掲載されている。成澤は自然をテーマにした料理や、子どもの頃の思い出などを美しく再現した作品を創り出すことで知られている。この『手毬』は、ホタテ、エビ、ヤムイモのピューレの上に根菜類を並べ、日本の伝統的な手毬の柄を見事に表現した一品だ。蒸した椀(わん)にはお玉1杯分の自家製スープが添えられる。成澤の料理は基本的にはとてもシンプルなものが多い。しかし、洗練された料理の数々は、彼の才能だけでなくレストランの在り方と、その役割とは何かを再確認させてくれる。レストランとは、私たちを楽しませ、刺激し、そして味覚で堪能させてくれる、そんな場所だ。

東京では、少しずつ飲食店が通常営業を再開している。久しぶりの外食も楽しみだが、このレシピブックを手に本格的な特訓をすれば、自宅のキッチンを一流レストランに変えることも夢ではないようだ。

本のダウンロードはこちらから無料でできる。

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