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ナイトライフが最も充実している都市は東京、交通機関には不満も。外国人動向調査

テキスト:
Hiroyuki Sumi
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外国人が対象の調査で、東京が、ナイトライフが最も充実している都市であるとの結果が示された。

調査は、東京のナイトタイムエコノミー(夜間経済)の発展に向け、外国人の声を聞き、現状や改善点などを明らかにしようと、タイムアウト東京がソリッドインテリジェンスやK2パートナーズなどと共同で実施。タイムアウト東京英語版ウェブサイト上で行い、228人がナイトライフに関する質問に答えた。

「ナイトライフが最も充実している都市はどこだと思いますか」という問いでは、東京が92を集め、2番めに多かったニューヨーク(13)に大差をつけた。3位はロンドンで11、4位が大阪で9だった。東京と答えた主な理由としては、「選択肢がたくさんあり各々好きなアクティビティを選べる」や「サービスの充実さが群を抜いている」「女性同士でも夜遅くまで外出できる」など、安全性とナイトライフの選択肢、サービスの質を高く評価する声が多かった。

一方、「東京で不満に思うことは何ですか」という問いには、「タクシーの料金が高く、終電で帰るか朝まで過ごせる場所を探さなければならないのが億劫(おっくう)」「東京は眠らない都市なのに、交通機関が24時間(営業)でないのは衝撃的」など、交通機関を挙げる声が40票に上った。こうした不満は行動にも現れており、東京で夜間に外出した時の帰宅時間を尋ねる問いでは、「21:00-24:00」との答えが100票に上り、終電前に帰宅する人が多いことが分かった。またクレジットカードでの支払いができない店が多いことや、コンビニ手続きなどの複雑な支払い方法が必要であることなど、決済に対する不満の声も20票あった。

東京のナイトライフに必要なことを尋ねる問いに対しては、「交通機関の24時間化」の回答が40でトップ。次に多かったのが「言語」(20票)で、標識や飲食店メニュー、スタッフのサービスなどの英語対応力の低さを指摘する声が目立った。「価格」も10票を集め、「お金をあまりかけなくても飲食、クラブ、ライブなどのアクティビティが楽しめるような選択肢があると良い。夜間のタクシー代も高い」などの意見が出た。

調査では、ナイトライフに関する情報収集の手段についてもリサーチ。ウェブサイトを利用する人が4割弱、SNSを使う人が3割弱で、これらが全体の半数以上を占めた。ただ「観光じみたおすすめスポットよりも、ローカルによるリアルな情報が欲しい」「小さいヴェニューや穴場スポットの情報がなかなか見つからない」など、ローカルスポットを探すのに苦労する人が多い実態も浮き彫りになった。情報収集のタイミングについては、「訪日中」と答えた人が約半数だった。

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