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デルタ航空がイタリア便で検疫免除プログラムを導入

3回の検査が必要、アトランタ〜ローマ便で試験運用

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Time Out editors
Rome skyline
Photograph: Shutterstock
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世界各地では、今でも大規模な旅行制限が実施されており、各国当局は入出国時における感染の危険性について警告している。しかし、事態は少し好転しているようだ。このほど、デルタ航空はアメリカとイタリアを結ぶフライトにおいて、新型コロナウイルスの検査を決められた手順で受けることで、隔離が免除になるプログラムを導入する計画を発表した。

2020年12月19日(土)から、アトランタからローマ便で試験運用を開始。それに向けてデルタ航空では、アメリカで最も優れた病院の一つに数えられるメイヨークリニックの協力を得て、搭乗員、欠くことのできない理由でイタリアへの渡航を許可されたアメリカ人、EUおよびイタリア人が搭乗する際の具体的な検査手順を考案した。

まず、全ての乗客は出発の72時間前までにPCR検査を受診。結果が陰性の場合はアトランタの空港で迅速検査を受けて搭乗、ローマ到着時にもう一度迅速検査を受ける必要がある。イタリアから米国に向かう場合は、ローマの空港で迅速検査を受け、アメリカ入国時に、接触者追跡のための情報を提供する必要がある。

メイヨークリニックの最高価値責任者(CVO)であるヘンリー・ティングはプレスリリースの中で、「私たちが行った検証によれば、検査の実施とマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、周辺の消毒といった感染対策を組み合わせると、新型コロナウイルスに感染する可能性は、満席の60%ほどの乗客数で、100万人に1人の割合に近くなると予測しています」と述べている。


デルタ航空は、世界的なパンデミックの中での旅行者の安全確保に積極的。その一環として、少なくとも2021年3月30日(火)までは、引き続き運航便の中間座席をブロックすることを約束している。もちろん、消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスに関する施策もまだ実施中だ。

原文はこちら

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