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最近、イギリスでは多くの家の窓に虹が現れ、ロックダウンのさなかにいる人々に前向きな気分をもたらしている。このトレンドのきっかけを作ったのはノース・サマセットのFacebookグループ、チェイス・ザ・レインボー(Chase the Rainbow)。同グループは「虹の絵を描いて、窓に置こう。そうすれば、散歩中の子どもたちが見つけてくれるだろう」と呼びかけている。
この呼びかけは大きな反響を呼び、アート界のビッグネームたちも賛同。そのうちの一人が、ダミアン・ハーストだ。彼は、NHS(国民保健サービス)のスタッフに感謝を表明するためのツールとして使えるよう『バタフライ・レインボー(Butterfly Rainbow)』という虹を描いた作品を制作。自身の公式サイトで、無料ダウンロードできるように公開した。
ハーストのよく知られた曼荼羅(まんだら)をモチーフにした作品で見られるように、虹のそれぞれの色はチョウの羽で構成されている。ハーストは「イギリス中の病院で働いている、NHSスタッフの見事な仕事ぶりに敬意を表することを何かしたかった。虹は希望のしるしであり、大人から子どもまでが虹を描き、家の窓に飾っているのは素晴らしいことだと思う」と語っている。
無料でダウンロードできるデジタルファイルに加え、NHSへの寄付を募る目的で、この虹の作品を限定販売することも考えているようだ。詳細はInstagramで発表される予定。
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