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タイムアウト東京英語版、2月人気ヴェニューランキング発表。ネトフリが順位を動かす

テキスト:
Hiroyuki Sumi
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日本語と英語両方で東京の最新情報を紹介しているタイムアウト東京。定番の観光地や新着イベント、ニューオープン情報、映画レビュー、インタビューなど内容は多岐にわたる。この記事では、英語版ウェブサイトに掲載されているレストランやショップ、ホテル、公園などのヴェニューに焦点を絞り、2018年2月の人気記事を紹介。タイムアウト東京の外国人スタッフの解説とともに、上位20記事を見ていく。英語版の主な読者は外国人のため、ランキングは、東京を訪れる外国人がどこに注目しているかを示していると捉えていいだろう。2月は、Netflixの番組で取り上げられた人気レストランが一気に順位を上げた。

以下が20〜11位。


11位までで注目すべきは温泉。東京染井温泉SAKURAスパ ラクーア前野原温泉 さやの湯処の3ヶ所がランクインし、温泉は外国人にも魅力的だということを証明した。都内で楽しめる温泉特集『Tokyo’s top onsen』もよく読まれている。
スパ ラクーア

続いて10〜1位。


9位の聖林館は、中目黒のピッツェリア。 タイムアウト東京の特集『東京、ベストレストラン100』にも掲載されている老舗の名店だ。先月までは一度もトップ50位に入ったことはなかった。順位が急上昇した理由について、カナダ人エディターのケイラ・イマダは人気の動画配信サイトの存在を指摘する。「2月にNetflixの人気番組『アグリー・デリシャス』で取り上げられたことで一気に注目を集めた」と語る。番組は、アメリカのシェフで実業家のデイビッド・チャン(David Chang)が世界各地の定番料理を食べ歩き、その土地の食と文化を掘り下げる内容。イマダは「『日本の食材で作るナポリピザとはどんなものなのか』と興味を持った人が多いのだろう」と分析する。
聖林館

3位のななや 青山店も初の上位ランクイン。静岡県の抹茶スイーツファクトリーのななやの直営店で、「世界一濃い抹茶ジェラート」が売りだ。突然上位に顔を出した理由を尋ねると、イマダは「明確な理由を見つけるのは難しいが、桜スイーツのように、日本ならではの甘味は魅惑的。加えて、少しずつ春の兆しが見えてきたことで冷たい食べ物を探す人も出てきたのでは」と予想した。

ななや 青山店

ここ数ヶ月は顔ぶれに大きな変化はなかったが、冬が終わりに近づくに連れ、少しずつランキングにも動きが出てきた。3月は、気温が20度を上回る日も増えており、外出する人も多くなるはず。どんな新たなヴェニューが出てくるのか楽しみだ。

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