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今起きている恐ろしい出来事が一段落したら、いつかきっと太陽の光のもとで冒険を楽しめる機会が訪れる。しかし、2020年中にバンコクのナイトマーケットやチェンマイの山々に出かけたいと思っているなら、考え直した方がいいかもしれない。
タイにおいて、労働許可所持者や居住者、タイ人の家族を持つ人など一部の外国人しか入国できない状況はしばらく続き、観光産業が復活するのは2021年以降になる見込みだからだ。
観光産業情報専門サイトのTTGによると、タイ観光庁の副長官であるチャタン・クンジョラ・ナ・アユタヤは、最近開催したウェビナーで、「今年中に観光客に向けて国を開放するという政府の動きは見られていません」と、外国人観光客の入国が可能になるのは2021年以降と言及。「7月にトラベルバブルの形成についての話がありましたが、想定していた相手国の多くで感染の流行が見られるため、調整は今のところ中断しています」と今の状況を説明した。
観光庁の長官であるユタサック・スパソーンは以前、CNNに対し、タイが国境を開放する場合は 「状況が本当に改善された」国からの入国のみ許可すると語っていた。スパソーンまた国境を再開するにしても、パンガン島やサムイ島のような特定の場所を、感染が出ていない都市からの海外旅行者を受け入れるための隔離されたリゾート地にしていく可能性があることを示唆していた。これはキューバで行われているのと似たアプローチだ。
タイにおける観光業はGDPの20%を支えており、通常は400万人以上の働き手がいる。しかし、デイリー・テレグラフによるとバンコク・ポストが実施した最近の世論調査では、公衆衛生を守るためには外国人の入国を禁止すべきだと考えている人は回答者の95%だった。
もし近々ストリートフードが味わえるトロピカルな島々に行きたいのであれば、ほかの場所を検討した方がいいだろう。
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