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スタジオジブリがこの冬、初の全編3DCG制作となる長編アニメーションを手がけた。映画に先立って公開された『アーヤと魔女』のメインビジュアルは、一部のファンの間では賛否が分かれていたが、宮崎駿が企画し、息子の吾郎が監督した本作には期待が高まる。
今年は新型コロナウイルスの影響で公開が延期された作品もあったが、『アーヤと魔女』はNHK総合テレビでの公開がもともと予定されていたため、ジブリファンは自宅にいながらにして新作を観ることができる。NHKは、2020年12月30日(水)19時30分〜20時52分に放送することを明らかにした。
映画『アーヤと魔女』は、『ハウルの動く城』の作者でもあるダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童文学を映画化したもの。身よりのない子どもの家で育った女の子、アーヤは、ある日、魔女の家に引き取られることになったが、家に閉じ込められて毎日こき使われてばかり。それが嫌になったアーヤは、独学で魔法を習得して魔女に立ち向かう。
声優キャストは、アーヤ役に平澤宏々路(ひらさわ・こころ)、魔女(ベラ・ヤーガ)役に寺島しのぶ、マンドレーク役に豊川悦司が担当。宮崎自身が原作の『アーヤと魔女』を気に入り今回の制作に至ったわけだが、果たしてファンの期待に応えることができるのだろうか。
また本作品は、『第73回カンヌ国際映画祭』に当たる今年の公式セレクション作品の一つに選出された。本来であれば映画祭でのワールドプレミア上映をされる予定であったが、NHK総合テレビのオンタイムで作品を観て、自分の目で評価する必要がある。
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