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ジブリ美術館がYouTubeチャンネルを開設

Kasey Furutani
テキスト:
Kasey Furutani
Ghibli Museum facade, Totoro
Photo: Cowardlion/DreamstimeGhibli Museum
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東京都三鷹市にある三鷹の森ジブリ美術館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためいち早く休館を決めた施設の一つだ。ジブリ美術館の入館には通常1カ月前からの予約が必要で、チケットもわずか数時間で売り切れてしまうほど人気がある。訪れることを楽しみにしていた旅行者やファンは、休館のニュースを聞いてさぞかし落胆したことだろう。しかし、行くことができなくても、自宅から美術館の様子を見ることができるのだ。

来館する機会を逃したという人は、ジブリ美術館の公式You Tubeチャンネルをチェックしよう。現在、休館中の特別企画として『美術館動画日誌』が投稿されている。来館者による館内での撮影は禁止されているが、このビデオはスタッフが美術館の様子を撮影。実際訪れた人しか知らないような施設のディテールや、ジブリワールド満載の雰囲気を楽しむことができる。

博物館の入り口に足を踏み入れた瞬間から、幼少時代のノスタルジーに包まれるだろう。神秘的なステンドグラスの扉を開けると、まず太陽と色彩豊かな植物が描かれた巨大なフレスコ画が出迎えてくれる。よく見ると、ジブリのキャラクターでいっぱいだ。いくつ発見できるか、数えてみよう。

美術館の1階にある常設展示室、『映画のはじまる所』は、映画をアニメーション化するプロセスを5部屋で紹介。一本の映画が完成するまでの歴史を辿ることができる。最初の部屋は、映画製作者を目指す若い意欲的な青年のスタジオをイメージしたもの。各部屋には、スタジオジブリの伝統的なアニメーション技法やあまり知られていないようなテクニック、手書きのイラストなどが所狭しと並んでいる。

ジブリ美術館の楽しみ方の一つは、館内の家具やデコレーションの中に散りばめられたジブリワールドの中から、自分のお気に入りのキャラクターを見つけ出すことだ。このビデオでは、閉店後の夜の美術館の様子を撮影。『となりのトトロ』 の「猫バス」 などが施された、ジブリ映画のシーンを紹介する有名なステンドグラスの窓を見ることができる。

『となりのトトロ』に出てくるメイの帽子にちなんで名付けられたカフェ、麦わら帽子。『ハウルの動く城』の卵とベーコンの朝食や、『魔女の宅急便』のチョコレートケーキなど、ジブリにまつわるメニューを提供している。このビデオではメニューの紹介はされていないが、レストランの天窓からキャラクターが描かれたマグカップまで、カフェの遊び心に満ちた雰囲気を紹介している。

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