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エンターテインメント業界のニュースを伝えるDeadline は、アメリカ元大統領のバラク・オバマが、ドナルド・トランプによる新政権が誕生するまでの出来事をネタにしたNetflix向けのコメディー番組シリーズを制作していると報道した。制作を担当するのは、オバマが妻、ミシェル・オバマと設立したHigher Ground Productionsで、共同制作者は、ケーブルテレビ局truTVのコメディアン、アダム・コノヴァー。考えただけで、笑ってしまわないだろうか。
『The G World With Adam Conover』と題された新シリーズは、「ドキュメンタリーの要素を織り交ぜたもの」となり、マイケル・ルイスのベストセラー『The Fifth Risk』から大まかな着想を得たものになるという。オバマ夫妻は2018年に、当時新設した制作会社を通じてこの作品の権利を取得していた。
Netflixもオバマ側も、この番組と現アメリカ大統領との直接的な関係についてコメントしていないが、書籍サイトGoodreadsは、『The Fifth Risk』は「トランプ政権による政権交代の失敗」を検証しているものだと解説。Vanity Fairでもより具体的に、この本は「政権の引き継ぎの際、農務省、商務省、エネルギー省で起こった歴史的な混乱と不始末の話」に基づいたものと伝えている。
コノヴァーは、番組が制作中であることツイート。
番組配信前に、トランプがコメントすることは間違いないだろう。しかし、番組の制作は、2021年に入ってから始まると見られている。実際この番組が何を意味するのかを、我々が知ることができるのは、もう少し先になりそうだ。
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