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イチローズモルトとサントリー山崎が新ウイスキーを発売

山崎 2020 エディションシリーズは飲酒店向けの限定販売

Kit Kriewaldt
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Kit Kriewaldt
Deputy Editor, Time Out Tokyo
A red and white brick distillery building at the foot of a hill covered in green trees
Photo: Suntory
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ジャパニーズウイスキー界のツートップが新ボトルをリリースし、業界や愛好家たちの間で話題となっている。通常、シングルモルトは入手困難なため、高額で転売されることも多い。自宅に特別な一本をストックするのにも憧れるが、オークションで散財せずにバーのカウンターでじっくり味わうのがいいだろう。

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まず最初に紹介するのは、今月頭に販売された『イチローズモルト 秩父 THE FIRST TEN』(1万9,800円)だ。ベンチャーウイスキー秩父蒸溜所の新商品で、文字通り同銘柄初の10年ものとなる。蒸溜所が誕生してからまだ12年しかたっていないことを考えると、「THE FIRST TEN」はここで作られた最も古いウイスキーの一つと言えるだろう。 しかし世界で5000本の限定販売のため一般の入手が難しく、またしてもコレクターズアイテムとなりそうだ。

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サントリー山崎からは五つ新作がリリースされた。2020年11月4日に発売された「山崎2020 エディションシリーズ」は、異なる樽で熟成させたシングルモルトウイスキー。種類は『山崎パンチョン』『山崎ボルドーワインカスク』『山崎スパニッシュオーク』『山崎ピーテッドモルト』『山崎ミズナラ』の5種類で、それぞれ多彩な香味と味わいを誇る。

ボルドーのワイン樽で熟成させた『山崎ボルドーワインカスク』は、甘酸っぱい香りが特徴。まろやかな味わいの『山崎ミズナラ』は海外からも注目される日本ならではのウイスキーだ。 希望小売価格は1万1,000円からで、国内では飲酒店限定で販売されている。コレクターに買い占められる恐れはないとはいえ、5本そろえるのは至難の技だろう。ファンに飲み干されてしまう前に、今からバー巡りの計画を立ててみては。 

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