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アメリカのプラスチックごみ排出、これまでの5倍で世界最大

2016年のデータ分析、輸出分も追加

Anna Rahmanan
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Anna Rahmanan
Senior National News Editor
Plastic waste
Photograph: Shutterstock
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Science Advances誌で最近発表された研究によると、アメリカはこれまでの5倍も多くのプラスチック汚染を生んでいて、世界最大のプラスチック廃棄物排出国であるそうだ。

この研究は、入手できる最新の2016年分データをもとに分析。「アメリカは世界で最も多くのプラスチック廃棄物を排出。その量、4200万トン」であると明らかにした。2016年、アメリカの人口は世界の4%だったが、プラスチック廃棄物に関しては全体の17%を排出していたという。

この研究はさらに一歩進んでいる。過去の分析において、リサイクルや廃棄のためにアメリカから輸出されたプラスチック廃棄物は、実はデータに含まれてなかった。つまり、アメリカで消費されているプラスチックは考えられていたよりはるかにひどく、我々の環境をを汚染しているというのだ。また、一人当たりのプラスチック廃棄物を排出が多い国のリストでは、アメリカの後に、韓国、ドイツが続いている。

​このニュースの良い面は、人は行動を改善できるということ。ニュージャージー州やニューヨーク州などではすでに使用が禁止されているが、アメリカのほかの州の人々もプラスチック製レジ袋の使用量をできる限り減らすことを誓うべきだ。スーパーにトートバッグを持っていくだけで、自分の役割を果たすことができる。

​一般的に言って、日常生活で使うプラスチックが少なければ少ないほど、我々が生み出す汚染も少なくなる。世界全体のことを考えて行動しよう。

原文はこちら

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