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2020年のクリスマスに、大西洋を越えた家族との再会を期待している人、もしくは単純に年末間際になってロンドンからニューヨークへ旅行したい人には、幸運が巡ってきたかもしれない。ホワイトハウスの関係者によると、アメリカは、イギリスとEU諸国からの渡航禁止を解除することを本格的に検討しているという。
アメリカとヨーロッパ各国との話し合いは数週間前から続いており、ロンドン〜ニューヨーク間のフライト再開については数カ月前から憶測が飛び交っていた。ロイター通信によると、アメリカ政府は2020年3月から実施されている大西洋間の渡航禁止を解除することを検討。また、情報筋が同社に語ったところによると、ブラジルからの渡航制限についても撤廃される可能性があるという。
報道によると、アメリカ大統領であるドナルド・トランプはまだこの措置に署名していない。署名がなされたとしても、全ての関係諸国が相互に安全な旅行を許可するための新しい取り決めに合意するまでは、渡航禁止が解除される可能性は低いだろう。
3月中旬以降、アメリカ到着前の14日間にヨーロッパに滞在したことがあるアメリカ非居住者のほとんどが、同国への入国を禁止されている。許可されているのは、ビジネス出張者、投資家、学者、学生、ジャーナリストの非常に限られた人数のみだ。
ヨーロッパ諸国がいつアメリカ人旅行者の入国を許可するかは、今のところ分からない。現在、ほとんどのEU加盟国が全面的に禁止しているが、イギリスとアイルランドについては14日間の隔離を受ければ入国を許可するとしている。
友人や家族との再会を切望しているヨーロッパ人やアメリカ人にとって、今回の進展は本当にうれしいニュースとなるはずだ。
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