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ラーメンは日本のソウルフード。忙しいサラリーマンでにぎわうランチタイムにも、散々飲んだ後の午前3時にも、ラーメンはいつも温かくおいしく迎えてくれる。北海道のみそラーメンから福岡のとんこつラーメンまで、全国各地でラーメンは愛され、その種類はさまざまだ。
そんな人気者のラーメンの歴史を学べる新横浜ラーメン博物館では、日本で最初のラーメン店、來々軒が、この秋復活を遂げる。1910年(明治43年)創業の老舗店だけあって、ラーメンファンの間では密かに話題を集めているようだ。
來々軒は1944年(昭和19年)に、第二次世界大戦中により一時閉店、1954年(昭和29年)に八重洲で再開、1965年(昭和40年)には神田に移転し、1976年(昭和51年)に後継者の不在から閉店した。新横浜ラーメン博物館は波乱万丈の歴史とレシピを調査し、創業者の尾崎寛一の子孫らの協力を仰ぎ、復活へのプロジェクトを立ち上げた。当時の店構えの一部も忠実に再現を行っている。
再オープンを迎える來々軒オリジナルの味わいをできる限り忠実に再現するために、しょうゆベースの味わい、麺に含まれる小麦粉の種類、店主の尾崎の技術などの研究を重ねたそう。この秋の正確なオープン日はまだ発表されていないが、そのスープは明治時代へのタイムトリップをもたらすだろう。
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