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東京でGo To トラベルが開始され、約1カ月が過ぎた。すでに割引を使って旅行した人や、冬休みに向けて計画を立てている人もいるかもしれない。地域共通クーポンを含めば最大50%割引になるこのキャンペーンは、フェリーにも適用されることを知っていただろうか?
移動しながら寝ることもできるフェリーに魅力とコストパフォーマンスの良さを感じたので、ここでは実際に使ってみたレポートを紹介する。
大型の長距離船、新日本海フェリー
今回筆者は、Go To トラベルの割引が適用される、北海道(苫小牧東)から秋田までの新日本海フェリーを利用した。予約したのは、トイレとバス、専用テラス付きで22平方メートルある広々した客室『デラックスAツインルーム』。
車を1台乗せて二人で利用。通常料金だと一部屋一人1万5,100円、ドライバー1万円、車1台1万6,400円で、合計4万1,500円となるのだが、この料金からGo To割引が適用され2万6,980円に。そして地域共通クーポンが6,000円分発行され、実質2万円ほどになった。
船内には大浴場やレストラン、ショップ、カフェ(シアタールームと娯楽施設は新型コロナウイルス対策のため閉まっていた)があり、息抜きに外にも出られるので十分リラックスできる。また新日本海フェリーでは、レストランとショップで地域共通クーポンが使えた。
地域共通クーポンが浸透している
旅行をしてみて感じたのが、地域共通クーポンが浸透していたことだ。クーポンは、到着港のある都道府県とそこに隣接する都道府県で利用でき、有効期限は乗船日とその翌日のみ。これらの制限はあるものの、訪れた北海道と秋田エリアでは、大抵のレストランやコンビニ、電化製品店、デパートなどで対応しており、気軽に使える印象であった。
フェリー利用での割引の魅力と注意点
料金的な面で一番魅力を感じたのは、旅客だけではなく、料金が高い乗用車航送運賃が割引されたこと(バイクや自転車の運賃に対しても有効)だ。また、フェリー会社独自の割引(往復割や学割、インターネット割引など)を併用して使うこともできる。
今回利用した新日本海フェリーは、その場で割引を適用してくれたが、事前予約や電子クーポンの発行が必要であったり、発券場所が限られている場合もあるので注意したい。なお、昼行フェリーや宿泊設備のないフェリーは割引対象外となる。
そのほかにも、旅行会社が販売するフェリーと到着先のホテルでの宿泊がセットになったリーズナブルなパッケージもいくつか販売されているので、こちらもチェックしてみてもいいだろう。
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