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自宅で楽しめるオンライン映画祭5選

テキスト:
Genya Aoki
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この世界的危機のなか、数々の魅力的な映画祭が開催中止を余儀なくされている。しかし、悲嘆に暮れるだけでなく、楽しみを少しでも分かち合おうと、映画祭に出展された作品をオンライン配信するイベントも多い。ここでは、そんな自宅で楽しめるオンライン映画祭を紹介する。また、生配信でおすすめ映画を語り共有する『在宅映画祭』などについても記載した。全て無料で視聴できるものなので、気軽に楽しんでほしい。

『サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW) 2020 Shorts』

SXSW 2020
SXSW 2020

毎年3月に開催する、音楽と映画とテクノロジーの祭典『サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)』。34年の歴史の中で、今年初めて開催中止を余儀なくされたが、映画配給会社 オシロスコープ・ラボラトリーズとタッグを組み、短編映画部門に選出された119本のうち、70本をオンラインで公開。アニメ、ドキュメンタリー、物語、テキサスもの、テキサスハイスクールの5つの部門で構成されている。

2019年の『トロント国際映画祭』でも「カナダの短編映画トップ10リスト」に選出されたキャロル・グエンの『No Crying at the Dinner Table』など話題の作品が多数含まれている。

『マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(myFFF)』
MyFFF
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4月27日更新。公開期間が、4月27日から5月25日(月)まで延長

全世界で実施されるフランス語圏最大のオンライン映画祭。コンペティション部門に長編と短編それぞれ10作品ずつが出品される。本来1月16日から1ヶ月間の開催だったが、「STAY HOME edition」と名打ち5月25日(月)まで過去の映画祭出品作から選りすぐりの短編59作品を限定公開した。

カトリーヌ・ドヌーブが特別出演する『美味しい美女』などの人気作から、2500本ものポルノ映画から、100本あまりの抜粋シーンをつなぎ合わせて新たな物語に仕立てたコメディ作品『ウルトラ・セックスを捜せ!』といった野心作まで盛りだくさんだ。

※視聴にはログインが必要だが、全て無料で楽しめる。
公式サイトはこちら

『ブリリア ショートショート シアター オンライン(Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE)』

Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE
Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE

アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2020』の関連会社であるビジュアルボイス社が運営するショートフィルムのオンライン映画館。『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア』がセレクトした短編映画を2週間に1本のペースで公開。常時10本程度の厳選された作品が並び、それぞれ約3か月間の配信期間の中で観賞することが可能だ。

おすすめは、イラン出身のアニメーション作家が制作した短編アニメーション『ビーチフラッグ / Beach Flags』。可愛らしい絵柄の中に「女性の人生は誰のものなのか?」というシンプルなメッセージを突きつける意欲作となっている。

※視聴にはログインが必要だが、全て無料で楽しめる。
公式サイトはこちら

『在宅映画祭』

在宅映画祭
在宅映画祭

映像作家の柿沼キヨシらが、映画、音楽(HIPHOP)を中心にあらゆるカルチャーを語りあうYoutubeチャンネル おまけの夜とポニーキャニオンがタッグを組み、自粛期間中に見るべきサバイバル映画3本を生配信でおすすめする「#在宅映画祭」。今、何を観たらいいのかが分からない人は必見だ。日程は4月24日(金)、4月25日(土)、4月26日(日)いずれも23時から配信予定。

※配信日、時間は急遽変更になる可能性があるため、公式Twitterで確認してから参加しよう。

Youtubeチャンネル おまけの夜はこちら

国際ダンス映画祭 ONLINE 2020』

Dance and Media Japanが2003年からスタートした、世界のダンス映画やビデオダンスを集め上映している映画祭。2019年度『東京造形大学+Dance and Media Japan 国際ダンス映画祭』にて上映されたインターナショナル部門の中から10作品を全て無料でオンライン上映する。日程は、4月29日(水)21~25時、5月2日(土)21~25時の2日間。

公式サイトはこちら

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