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東京は常に進化し続けている。最近では、渋谷のミヤシタパークなど新たに大きな施設がオープンし、2022年には原宿に複合商業施設が開業予定の一方で、保存された歴史的建造物によって東京の豊かな文化財に思いをはせることもできる。例えば、20世紀初頭の美しい木造建築である港区の伝統文化交流館は、都内に現存する唯一の芸者の見番の建物だ。
そして、この東京の発展の最先端に位置付けられるのが、東京駅近く、日本橋、八重洲、丸の内、大手町の各地区にまたがる新しい街区だろう。トウキョウトーチと命名されたこの街区は、7000平方メートルの広場とトーチタワーと常盤橋タワーの2棟を含む新設のオフィスビルが特徴。
2027年度に完成を予定しているトーチタワーは390メートルの高さで、大阪のあべのバルカス(300メートル)を抜いて日本一の高さとなる見込みだ。また、2000席のホールと7階から53階までのオフィスエリア、展望デッキを擁する。富士山を望める眺望を備えたラグジュアリーホテルも上層階に入居予定。
常盤橋タワーは2021年完成予定、オフィスエリアに加え、一般向けのカフェテリアやレストラン、ショップも開店する。
トウキョウトーチは三菱地所が開発を進めており、豊富なオープンスペースや緑化地区、レストランやオフィスで働く人たちが楽しめるアクティビティを作り出すことで健康的なワークライフバランスを推進することを目的としている。2棟の建物の間の桜の木がたくさんある自然があふれた広場や、日本橋川沿いの親水空間でリラックスできることだろう。
もちろん、トーチタワーが建物で東京スカイツリーがタワーであるという違いはあるにせよ、東京スカイツリーは依然として日本一の高さを誇っており、東京や富士山などの最上の眺望を体験したければ上ってみるのもいい。
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