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春を待つ現在、都内ではさまざまな美術展やアートイベントが予定されているが、気になるのは同時代のアーティストの動向だ。アーツ千代田3331では2020年3月の5日間、若手作家を中心に「買う楽しみ」「見る楽しみ」「参加する楽しみ」が詰まったアートフェアを今年も開催する。
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3331 ART FAIR 会場(参考)
第9回目の開催を迎える今回は、前年度から会場構成を一新。洗練された1階メインギャラリーは、Art Center Ongoing、トーキョーアーツアンドスペースをはじめ国内外の27ギャラリーがブースを展開する。2階体育館では、キュレーターが推薦する約50人のアーティストがグループ展形式で出展、2018年に心霊現象をモチーフに扱った資生堂ギャラリーでの個展『くりかえしみるゆめ』で話題となった冨安由真などの若手作家をはじめとした作品を中心に展示、販売を行う。
ほかにも東京造形大学、東北芸術工科大学など6校の美術系大学や、3331がセレクトするやなぎみわ、O JUN、初参加となるスプツニ子!×西澤知美のユニットなど多様なアーティストらも参加を発表している。
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小田 香「cenote005」
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飛田正浩「spoken word project “私たちを物語る服を作る”(東北の女性たちとのワークショップより)」
また、大型展示が可能な屋上のキュレーションを担当する青木彬の活躍も見逃せない。『人間ノリ巻き』が話題の今井さつきらをはじめ、パフォーマティブな要素を組み込んだ企画に注目だ。
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3331 ART FAIR 会場(参考)
ほかにも、ZINEの展覧会『Here is ZINE tokyo 3331』の開催や、アーティスト支援アプリ『Art Sticker』との提携など、斬新な試みも盛り込まれている。 例年以上の盛り上がりを見せる予感の本展に、足を運んでみてはいかがだろうか。
『3331 ART FAIR 2020』
会期:2020年3月18日(水)〜3月22日(日)計5日間
会場:アーツ千代田3331 全館
※新型コロナウイルスの流行により、完全予約制による限定公開形式に変更いたしました。詳しくは公式サイトをご確認ください。