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美しい日本庭園に囲まれた畳の部屋での茶道体験は、日本を訪れる外国人にとっての憧れだ。しかし、今年は新型コロナウイルスの大流行により観光客も激減。また、狭い茶室での稽古が難しくなり、茶道業界は窮地に立たされている。このような状況を受け、現代の茶の湯を体験できる機会を国内外で主催する「世界茶会」が画期的なサービスの提供を開始した。
同サービスは、自宅から本格的な茶道体験やワークショップに参加できるオンライン茶会だ。参加者には事前に宅配便で特製の茶菓子と抹茶が送られてくる。主催の岡田宗凱(おかだ・そうがい)は海外でも活動する茶道家。まずは岡田の動画でセッションが始まり、茶道の文化がどのように進化してきたのか、2020年が現代の茶道の在り方のターニングポイントになっている事を説明してくれる。
その後は初心者にも分かりやすいように、テーマに沿ったお茶の立て方を学んでいく。
茶会のワークショップはZoomを使って行われ、参加費は3,500円。海外に住んでいる人は自分で抹茶を用意すれば1,500円で参加が可能だ。世界茶会は過去に360度のVRゴーグルを使った『バーチャル茶会』も実施し、話題になった。
ワークショップは主に日本語で行われるが、観光客向けの茶道イベントを定期的に行っている岡田が、英語での質問にも答えてくれる。次回は2021年1月24日(日)の9時から予定しており、「濃茶」をテーマにした内容になる。
2021年、何か新しいことに挑戦したいという人は、ぜひ参加してみてほしい。申し込みは世界茶会の公式ウェブサイトから。
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