Viator「DMZ、過去と現在」ツアー
2月中はほぼ共同警備区域(JSA)が閉鎖されていたので、Viatorのウェブサイトから「Seoul City Tours」が催行している半日ツアーを選ぶことにした。「DMZ Past and Present(DMZ、過去と現在)」ツアーには、ホテルからのピックアップサービスと、イムジンガク(臨津閣)、自由の橋、第三トンネル、トラサン(都羅山)駅などへの観光が含まれている。自分が過去に参加したなかでも最大のツアーで、スタッフが全力をあげて47名の参加者に対応していた。すべてのツアーはガイドによって左右されるものだが、我々のガイドを務めたミッシェルはフレンドリーで英語も得意で、600回以上もツアーに同行している経験豊富な女性だった。彼女の説明は駆け足ではあったものの、困難を乗り越える能力と、充実したツアーを確実に提供したいという純粋な欲望を持っていて素晴らしかった。当日はトラチョンマンデ(都羅展望台)が閉鎖されていることが判明すると、彼女はすぐにオドゥサントンイルチョンマンデ(鳥頭山統一展望台)にルートを変えて案内し、そこが今回の旅のハイライトとなった(北朝鮮が建設したジメジメした第三トンネルが同じぐらい魅力的だと異論を唱える人も多いだろうが……)。北朝鮮からたった2km先の場所で双眼鏡を覗き、イムジン川(臨津江)の対岸にある北朝鮮を観察することができる。46ドル(約4,926円)以下で6時間半観光しながら北朝鮮について非常に多く発見できるツアーで、財布的にも嬉しいように感じる。参加者からのアドバイスとして、事前に少し調べていき、当日に多くの質問をするのがおすすめ。それから、歩きやすい靴を履いて、軽食とコーヒーを持って乗り込んだ方がいい(さもなければ、6時間半にわたって空腹に耐える覚悟をしておこう)。同ツアーは、中国語でも催行されている。