「伝説の大道芸人」ギリヤーク尼ヶ崎による、秋恒例の新宿公演が開催。今年は、大道芸人としての50周年記念公演でもある。
尼ヶ崎は38歳で踊りを初めて以降、国内外の路上でパフォーマンスを続け、投げ銭だけで生活してきた。体の動きだけでなく、表情も含め、情感たっぷりに激しく踊り回るスタイルは、「鬼の踊り」や「祈りの踊り」などと評されてきた。
2016年に背骨が変形していく脊柱菅狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とパーキンソン病を発症し、芸人人生が危ぶまれたものの、薬の服用とリハビリのおかげで、再び体も動くように。踊りに対する熱意も全く薄らいではいない。
米寿を迎えた稀代の芸人の舞を目に焼き付けてほしい。