ダンスシーンにおいて孤高の魅力を発し続ける勅使川原三郎が率いる『KARAS』が拠点とするスペース、カラス アパラタスにて上演される『アップデイトダンス』シリーズ。勅使川原の芸術的精神に基づき、日々更新されていく生き生きとしたダンスが間近で観られる、画期的な試みの公演だ。
今回はエクトル・ベルリオーズの『幻想交響曲』全楽章を、勅使川原と佐東利穂子が踊る。本作は、2018年秋にフランス国立リヨン管弦楽団のシーズンオープニング作品として創作され、今年10月にはフィルハーモニードパリでの再演が決定している。親密な空間ならではのアパラタス版にも期待したい。
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『アーティストが場を持つということ』