ダンスと演劇の境界を取り払うことで生まれたダンスシアターの巨星・ピナ・バウシュ版『春の祭典』が、18年ぶりに日本上演する。アフリカ13カ国から結集したダンサー35人が来日し、『春の祭典』ほか日本初演作品2演目を披露する。
現代における偉大な舞踊家の一人であるピナ・バウシュ(Pina Bausch、1940〜2009年)は、詩的な要素と日常的な要素の組み合わせで、舞踊界の国際的発展に決定的な影響を及ぼした。中でも、豊穣(ほうじょう)を願うためのいけにえに選ばれた女性が鮮明に踊り続けるピナ・バウシュ版『春の祭典』は、最高傑作の一つとして名高い。
今回、振付と演出は初演のままで、選ばれし精鋭ダンサーたちが作品に新たな息吹を吹き込む。同時に、生前のバウシュが最初期に創作したソロ作品『PHILIPS 836 887 DSY』と、「コンテンポラリー・アフリカン・ダンスの母」と呼ばれるジェルメーヌ・アコニー(Germaine Acogny)が振付・出演した『オマージュ・トゥ・ジ・アンセスターズ』が日本初演する。
全舞台ファン必見の本作。目に焼き付けてほしい。
※9月11〜13日 19時〜、9月14・15日 14時〜/料金は前売りS席最前列シート 平日1万7,000円、土・日曜1万7,500円/S席 平日1万7,000円、土・日曜1万7,500円/A席 平日1万4,000円、土・日曜1万4,500/35歳以下9,000円、18歳以下3,000円