荻窪の劇場「カラス アパラタス」で、勅使川原三郎と佐東利穂子のによるダンス公演「エクリプス –月蝕」が開催。ダンサー・振付家・演出家である勅使川原が年間を通して上演している「アップデイトダンス」シリーズだ。
勅使川原は、2013年に劇場とギャラリーを併設した活動拠点・カラス アパラタスを設立。既存のダンスの枠組みに捉えられない新しい表現を追求し、舞台美術・照明デザイン・衣装・音楽構成も自ら手がける。呼吸を基礎にした独自のダンスメソッドと美意識、独創的な身体表現は、世界で高く評価されている。
勅使川原のダンスメソッドを深く理解する佐東のダンスは、刃物のような鋭利さから空間に溶け入るような感覚まで、質感を自在に変化させる。
『静か』(2016年)、『白痴』(2016年)、『トリスタンとイゾルデ』(2017年)をはじめとした勅使川原と佐東のこれまでのデュエット作品は、国内外の主要なフェスティバルおよび劇場から招聘(しょうへい)され、多数の公演を行っている。
進化し続ける2人の新たな世界を見逃さないでほしい。なお、公演は全8回で全席自由席となる。
※12・15・18・21日 19時30分〜、13・14・19・20日 16時〜/料金は前売り5,000円、当日5,500円、学生2,500円