「彩の国さいたま芸術劇場」で、パリの「シャイヨー国立劇場」でディレクターを務めるラシッド・ウランダン(Rachid Ouramdane)の作品『Corps extrêmes―身体の極限で』が上演される。「飛ぶことへの欲望」が引き起こすある種の魅惑と、並外れた人間の体験に焦点を当てた、サーカス芸術とコンテンポラリーダンスが交わる新感覚のステージだ。
本作は、驚異的な動きのダイナミズムだけでなく、空中でのパフォーマーの心の内にも迫る。超高所での綱渡り(ハイライナー)とクライマーの2人が、8人のアクロバットパフォーマーとともに神業を披露すると同時に、極限状態に自身を追い込む彼らの心情も映し出す。限界まで達した身体能力と、その危うさを鮮やかに描き出した世界を堪能してほしい。
なお、2024年10月27日(日)には、無重力や宙づりなどを体験しながら、他者との関係性を探るアクロバットワークショップも開催予定。また、同時期上演予定のクリスチャン・リゾー(Christian Rizzo)のダンス作品『D'après une histoire vraie―本当にあった話から』とのセット券がS席1万1,500円で販売される。
※10月26日 19時〜、10月27日 15時〜/料金はS席6,500円、A席4,500円/25歳以下 S席3,500円、A席2,500円