大阪きっての繁華街、道頓堀に建つ歴史ある劇場。「大阪松竹座」は、1923年に新しい時代の舞台芸術の実演と映画上映を兼ね備えるスタイルの劇場してスタートした。1997年に演劇専用の劇場として生まれ変わったが、「道頓堀の凱旋門」とも呼ばれ、長年親しまれてきたネオルネッサンス様式の特徴的なファサードは今も健在だ。
現在は歌舞伎はもちろん、現代劇や喜劇公演、ミュージカル、落語、コンサートなど、あらゆる舞台芸術を上映しており、100年の年月を経てなお「民衆芸術の第一殿堂たる欧風劇場」と評された開場当時の雰囲気を伝えている。