日本の食文化を支える台所。面積約23ヘクタールの市場では、1日あたり平均3000トン以上の水産物、青果が取り扱われている。市場は大きく分け、商店街などがある場外市場と、中央卸売市場がある場内市場に区分される。場外市場には鮮魚や乾物、惣菜などが買える店のほか、寿司店などが軒を連ねており、比較的遅くまで店が開いていることから見学者も多い。早朝5時からセリが行われている場内市場は、まさに戦場。見学は可能だが、行くのであればプロの買い付けが終わる9時以降がおすすめだ。魚1匹から購入することもできる。ただし、重たい荷物を抱えた業者にぶつかられても、怒るのは間違いだ。彼らも邪魔でない者にぶつかりはしない。近年、見学者の増加に伴い、マナーに反する観光客が増えたため、セリなどは入場規制が行われている場合もある。
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