「あの人の本棚をのぞいてみたら」がテーマの双子のライオン堂は、批評家や小説家、編集者といった読書のプロフェッショナルによってセレクトされた本が並ぶ選書専門店だ。
「100年後に残したい本を扱う」をモットーに、文学や社会学などの人文系の専門書に力を入れており、それらの分野で古典とされる本に重点を置いている。一方で、新刊書も販売し、小出版社から刊行された少部数の書籍を多く取りそろえる。それらを直接手に取り吟味できる出合いの場ともいえるだろう。
本の形をした特徴的な扉は、表紙を開き文章の中へ飛び込むという象徴的な意味合いをもって作られたそう。本の世界の中に入り込み、とっておきの一冊を見つけてみよう。