在東京ブラジル連邦共和国総領事館、在東京ペル-共和国総領事館がある建物の6階に、突如スーパーマーケットが出現する。ここが、南米の食材を主に取り扱う南米市場キョウダイマーケットだ。領事館を訪れる外国人が「故郷の食事を食べられるように」と25年ほど前に開店した。
本国から輸入した野菜や肉などの生鮮食品から、パイなどの加工食品、菓子、茶、コーヒー、酒、調味料のほか、調理器具まで幅広くそろえる。中でもおすすめは、牛肉や鶏肉が詰まったミートパイである「エンパナーダ」。レジ前のホットショーケースに入ったパイは、月間1000個以上を売り上げる人気商品だそう。チーズや焼き菓子も、日本では本格レストランでしか食べられない質と味のものを取り寄せている。
ペルー料理に欠かせない香辛料であるアヒアマリージョ(イエローホットペッパー)の品ぞろえも圧巻なので、現地の味を再現したくなったらぜひ足を運んでみてほしい。